親知らずを抜いたあと抜糸まで気をつけなければいけないポイント
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親知らずを抜いたあと抜糸まで気をつけなければいけないポイント
痛くてつらい思いをして親知らずを抜いた方、お疲れ様でした。抜歯したはいいものの、糸を取るまでどうしたらいいか不安もあるのではないでしょうか。通常、抜糸までには1週間~10日ほどかかります。抜糸までの過ごし方を気をつけないと強い痛みやその後のリスクに繋がる恐れがありますので今回の記事を参考にお過ごしください。
抜歯をしたあとの状態について
親知らずを抜いたあとは、歯が生えていた部分に血液が溜まって傷口を塞ぐよう縫合しています。抜歯したあとすぐは血が滲んできますが、糸で縫った内側の血液がだんだん固まってきてジェル状になり、傷口を塞ぎます。この糸や、血液が固まることに悪影響なことをするとトラブルの元になりますのでポイントを確認していきましょう。
1.食事は麻酔が切れるまで待ち、抜歯した側で噛まないようにする
親知らずを抜歯したあとはしばらく麻酔が効いた状態が続いています。この間に食事をすると気づかないうちに抜歯した傷口に食べ物が当たって傷口が広がってしまう恐れがあります。また、傷口がある程度塞がるまでは食べ物が当たると出血してしまいますのでできるだけ抜歯したのと反対側で噛むようにしましょう
うがいは控える
親知らずを抜糸したあと帰宅した際にはうがいはしないか、控えめに行うようにしてください。強くうがいをしてしまうと傷口に溜まりかけている血液が流れてしまい、痛みの原因となります。
強く歯磨きをしない
うがいと同様の理由ですが、強く歯磨きをしてしまうと傷口に溜まった血液が流れてしまいます。また、歯磨きの場合は縫合した糸が取れてしまう場合もありますので注意しましょう。
気になっても舌で糸を触らない
口の中に糸がある状態はとても違和感があり、ついつい舌で触ってしまいたくなります。しかし、舌で触ることで糸が取れてしまうこともありますので我慢してください。血が出ているのが気になって舌で触ってしまう場合はガーゼなどを傷口に軽く当てて出血を抑えましょう。
お酒は控える
抜歯を行ったあとに歯医者で抗生物質や痛み止めを処方されますが、多くの薬はアルコールとの飲み合わせで副作用やトラブルが起きるリスクがあるためお酒は薬を飲みきってからにしましょう。
タバコは控える
愛煙家の方には辛いポイントかもしれませんが、抜歯後1週間程度はタバコを控えたほうがいいでしょう。タバコに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させて血液の流れが悪くなるため、歯を抜いた傷口の治りが遅くなります。
激しい運動は控える
タバコにより血液の流れが悪くなるのも良くないですが、運動により血液の流れが良くなるのもあまり良くありません。傷口に溜まった血液がある程度固まるまでは傷口に血液を留まらせることが重要ですので、傷口から血が滲んで来なくなるまで2、3日ほどは激しい運動は控えましょう。
まとめ
親知らずの抜歯は、歯茎や骨にも影響が出るため体にとっても大仕事と言えるでしょう。親知らずを抜いたあとは傷口が治って早く痛みが引くように体をいたわって抜糸に備えてくださいね。

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