キシリトールガムで虫歯予防する3つのポイント
キシリトールは自然界にある成分で虫歯予防効果も期待できるため近年では多くのガムの成分として含まれています。虫歯予防のため普段からキシリトールガムを食べている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。キシリトールガムには噛み方のポイントがいくつかあり、これを知っているかどうかで虫歯予防の効果に大きな違いが出てきてしまいます。今回の記事を参考に、普段から噛んでいるキシリトールガムの価値をより高めてみてはいかがでしょうか。
Contents
キシリトールガムを噛む際のポイント
キシリトールガムを噛む際のポイントを3つにまとめてお伝えいたします。どのポイントお難しいことはなくすぐに取り組めますので是非参考にしてみてください。
ポイント1:食後30分以内に噛むのがおすすめ
キシリトールガムを噛む際は食後30分以内に噛み始めましょう。食後は口内に糖やタンパク質がたくさんある状態になっており、虫歯菌はこれを餌に歯を溶かす酸を出します。食後30分以内にキシリトールガムを噛むと虫歯菌がキシリトールを餌と間違えてしまい、酸を出すことができなくなってしまいます。ですので虫歯菌が糖などを食べてしまう前にキシリトールガムを噛んでしまいましょう。
ポイント2:唾液はすぐに飲み込まない
虫歯菌に対してキシリトールを餌として食べさせるにはキシリトールの成分を含んだ唾液を口内に長く留まらせることが重要です。特に噛み始めはガムからキシリトールの成分がたくさん出ているのですぐには飲み込まず、口の中に含んでおきましょう。
ポイント3:1度に2粒食べる
キシリトールが虫歯予防の効果を発揮する摂取量は1日4~10グラム程度と言われています。キシリトールガムには製品によりますが1粒あたり1グラム前後のキシリトールが含まれていますので1回に2粒を毎食後食べるとより効果が期待できるでしょう。
唾液がもたらす虫歯対策効果
キシリトールガムに限らず、ガムを噛むと唾液が多く出てきますがこの唾液自体にも虫歯対策効果があります。唾液には虫歯菌が出した酸を中和する効果があり、歯が溶けるのを防いでくれています。「キシリトールガムを噛む際のポイント」でも触れましたが唾液で口の中が潤った状態にしておきましょう。
キシリトールの再石灰化効果
唾液には虫歯菌が出した酸を中和する効果があると触れましたが、キシリトールには唾液の分泌を促進する効果のほかに再石灰化を強化し、歯を固くする効果があります。唾液中にはカルシウム成分が含まれており、これが歯の表面を固く強くしています。キシリトールはこのカルシウムと結合することで歯の組織の中により浸透して歯を強くしてくれるのです。
まとめ
キシリトールガムで虫歯予防するポイントについて触れてきましたがいかがでしたでしょうか。キシリトールは虫歯予防においてはあくまでも補助的なものですので普段のブラッシングやフロスの利用に加えてキシリトールガムを有効活用してくださいね。

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